
09.グレイの心理
個人的な今年の一大イベントが終わり、
気がつけば
シワス、しわす、師走です。
先月、
なにげ〜に話をふっておきました“グレー”という色。
冬空の色。
雨が迫りくる雲の色。
何か不安気で不安定な感じ。
だけど
この色にも、もちろん良いところはあって、
色彩心理の世界では、
細かい作業を強いられる人や、
神経を使う仕事についている人の
出すに出せないイライラ感や疲れを
やわらげてくれる色なのです。
同じような効果をもつ
青は、出てしまった怒りやあせりを
沈静させてくれる色で、
黒は、うるさい事象をすべて吸収してくれるけれど
次第に重苦しく感じる色なので、
色みを持たず、あいまいな“グレー”が
いいとされます。
インテリアでも、
壁などベースカラーや
カーテンなどアソートカラーとして
“グレー”が活躍するのは
主張が少なく、他の色あいと調和しやすいからです。
ただ、癒されたいからといって、
長時間“グレー”だけを見続けるのはご法度。
無気力になり、生命力が低下してしまいます。
どんな事でも、
こだわり過ぎたり続け過ぎるのは、
心身にストレスを与えてしまいますので
新しい年を
健康で晴れやかな気分で迎えられるように
押したり引いたりで
いきたいものです。
